情報の遮断

昔は普通に朝のニュース番組を見ていたけれど、最近は意識して見ないようにしている。

 

見たくもない映像、聞きたくもないニュース、はっきり言って見ることによるデメリットの方がはるかに大きくて、「さあ今日も一日頑張ろう」みたいなポジティブな気持ちになれなくなるから。

 

朝だけではなくて、普段もテレビは見なくなった。情報を自分たちで選べる時代に、あえて見たくもない物を一方的に見させられるのは単なる苦痛でしかない。テレビで見るとしても、予約機能で映画とか特定の番組を予約しておいて、不要な部分、不快な部分は見る時にはスキップしてる。

 

災害時、特に地震のニュースも意識して見ないようにしている。地震って起こった事はテレビで言われなくても知ってるわけで、「発生後のニュース」なんてアナウンサーがヒステリックにおんなじ事を繰り返してるだけで、自分にとっては不用意に感情を煽って冷静な判断の邪魔をする物でしかない。

 

本当に必要な情報は、地震の起きた場所と規模。その地域における原発などの危険性の高い施設の被害状況、地震によるインフラ(電気、ガス、水道、通信)の状況、公的支援に関する情報の取得方法、被災地内、外部から被災地への連絡手段、そう言った「発生後の具体的な対策」では?

 

災害時みたいな、冷静さを失いやすい場面においてはいかに「不要な情報」を遮断するかの方が大事ではないだろうか?

 

積極的に注目して見るニュースなんてほとんどないけれど、しいてあげるなら身近な場所で起きた未解決の事件で自分にも被害が及ぶ可能性があり、動向が気になる物くらいではないだろうか。例えばテロだったり。

 

ただ、そうしたニュースも映像で感情的に訴えかけられるよりも、信頼できるソースから文字として簡潔に情報を得られる方が処理がしやすい。