表情

自分では「普通にしてる」つもりが、他人から見たら睨んでるように見えるらしい。仕事が忙しくて精神的に戦闘体制だった時に言われて本当にそんなつもりがなかったのでびっくりした。

 

また最近その時のことを考える。今の精神状態はあの時よりももっと恒常的というか、一時的な仕事の忙しさみたいな単純なものではなく、もっと日常的に深く根付いて一体化してしまった感じがする。

 

特定の誰というわけではなくて、他人に対する恐怖感、この世の中全体に対する恐怖感。傷つかないように無意識に他人との間に壁を作ろうとしてる(=他人への冷たい反応と、ほんの小さな出来事に対する過剰な敵意)、だから前よりももっと簡単に無表情になる。

 

本当に裏腹というか皮肉というか、そんな精神状態の時ほど意識的に自分の表情を作らざるを得ない。一歩外に出た時に、こんなデカいやつが無表情で近づいてきたら誰だって警戒して敵意や怒りを見せてくるし、それがまだこちらの怒りを呼び起こすからどんどん悪い方に行く。結局自分で自分の首を絞めることになる。

 

無表情になったのは他人にこっぴどく傷つけられて攻撃されたからなのに、世の中で無表情は許されなくて、普通な人以上の労力を使って自発的に生まれるはずのない「睨んでないこと、敵意があるわけではない」という表情や仕草を外界に示さなくてはならない。まさに理不尽だと思う。

 

ただでさえしんどいのに、それがコンビニやスーパーの店員、美容室だとしても、人と会うだけで必要以上に疲れる。