GW明け、退職代行サービスを利用して退職する人が増えているそう。ネットのアンケートなどでは退職は本人が直接言うべきみたいな意見が多かったけれど、私はそうは全く思わない。
まず、退職代行サービスを否定している人の意見は「無責任である」とか「迷惑だ」とかだけれど、よく考えてみてほしいが本当に無責任な人ならお金払ってわざわざ退職代行サービスなんて使わずに、ある日突然バックれると思う。
次に、退職代行サービスに大賛成な理由は、今の日本社会に人を人とも思わないブラック企業が大数あると言うこと。ニュースを見ていても居酒屋チェーン、大手広告代理店、中古自動車販売、ペット食品の販売会社、法律無視で若者を使い捨て自殺者を出している企業なんてゴロゴロある。
自分自身も２０代の頃働いていたのがブラック企業だからわかるけど、長時間の過重労働で肉体的にも精神的にも追い詰められていると、体や心が悲鳴を上げていても退職の意思を示すことのハードルが高くて辞められない状況にあったりする。向こうも、そう言う精神的な束縛で退職させまいとしていたりするので尚更。
そう言う地獄に落ちた方がいい会社、上司という名のクズが今の日本で蔓延っている以上、退職代行サービスを利用して労働者側の権利を強くすると言うのは、労働環境の健全化にとってとてもメリットがあると思う。
一番怒りがあるのは、表面的なことしか見ずに頭ごなしにこうした退職代行サービスを全否定する人間。自分の意見があるのはいいけれど、違う面から見たら救われる人間をいるってことを考えてほしい。自分も凝り固まったステレオタイプのものの見方で他人の意見を否定するようなバカにならないように気をつけたい。
