お金の使い方

人生変えるためにお金が欲しいってずっと思ってたし、今でもお金は欲しい。

 

10代や20代とかは欲しいものも買えなかったし、日々の小さな買い物も値段考えていた。その時は10万でも手放しで使えるお金があったら天にも昇る気分で楽しめたと思う。多分無敵の気分になれた。

 

だけど、年齢を重ねて人並みに稼げるようになると、欲しかった物、食べたいもの、必要なものはある程度満たせるようになる。まぁ、家とかでかい買い物はできてないけれど、たとえばその時食べたいものを食べたり、スマホやパソコンなどの必要なものは自分の欲求はひとまず満たせるようになった。

 

そうなるとお金を使って幸せになるのが昔ほど簡単じゃない。費用対効果というか、かけたお金の額に比べて楽しめる物がなかなかない。

 

宝くじに当たったら何しようって昔から考えているけれど、何度も使い道を想像してみては、想像の中で思いついた使い道を否定するようになる。家は買うべきなのか、やっぱり賃貸でいんじゃないかとか、時計やブランドものを買うって言っても本心ではそんなに数が欲しいわけじゃない。服なんかも今の時代は安くて良いものもたくさんあるし、自分にとって本当に心地いいのは安いものの場合もある。

 

だとすると大金を手にして人生を変えるって難しい気がする。そりゃ絶対的な安心感とか保証は得られるとは思うけれど、、、きっと投資したり高級品を買ったりして費用対効果の薄い使い道をすると思う。お金を使って、使った額に見合う幸せを得るのって本当に難しいと思う。

 

理想の生き方をするのにある程度のお金は必要だと思うけれど、自分が理想とする生き方やライフスタイルをすでに行なっている人、キラキラして明るい人生に見える人が決して億万長者ってわけでもない。そういう憧れる人と同じ生活を手に入れるのにお金をかけたらできるってわけでもない。むしろ変に大金手に入れたら自己顕示欲に負けてアホな使い方したり、お金の使い方で時間を無駄にする危険性の方が高い。

 

これまでずっとお金が人生の指標だったし、お金の額イコール幸せの数値だと信じていたけれど、それは必要なだけのお金がなくて困っていたからだ。本当に欲しいのは幸せであって、お金はそれを実現するための道具の一つでしか無い。

 

恋人がいたり、家族がいたり、友人がいたり、健康であったり、熱中できる仕事があったり、身なりやライフスタイルが自分の理想とする物だったり、つまり毎日朝起きて死にたいって思わずに楽しい気持ちを持てるのが一番の目標なんだと思う。

 

お金に対する欲求はDNAレベルで染み付いているのに、幸せや楽しさを追求することは何故か忘れ去られててどうすればいいのかすら分からなくなってる。