やっぱり家が欲しい

前回、家が欲しい理由と現実的にいつか手放す(仮に買えたという空想をして)事の空虚さを書いた。

結局、年取って死ぬことをリアルに意識し始めると、家みたいな持ち物の処分は考えなくてはいけないし、年取って体も頭も自由に使えなくなった時に、修繕やトラブル対応を考えなきゃならないデメリットがある。だとすると買う選択は果たしていい選択なのかと。

そうしたデメリットはやっぱりあると思うし、きっと買った人には絶対訪れる「不幸」何だと思う。だけど、やっぱり家が欲しい。

家って、自分の理想の世界を再現する擬似的なユートピアだと思うから、自分みたいな世間から受け入れられない人間からすると避難場所として必要性をすごい感じる。それに、子供時代に家を目の前で他人に奪われた経験をしているから、自分だけの家が欲しいという欲望は消えない。

結局、どんな選択をしても人生なんて不確定だし、見通しの決して明るくない人生なんだから、いっそのこと宝箱のように完璧に飾り立てた、宝物だらけの家を所有してみたい。

持ち家の「不幸」はそれは嫌だけれど、でも夢を叶えた後に訪れる不幸は受け入れよう。

 

ま、、、金ないから買えねぇけど。