私は社会不安障害です。昔お医者さんに診断されたのでファッション的な物ではなくて自分に根付いてる壊れた部分？持病みたいなもんですね。
元々そういう人の目を気にして病むみたいな気質はあったんだと思う。他の人が緊張しない場面で緊張するとか、、、。
でも学生のうちはあがり症とか、弱いやつとか、「性格やキャラクター」としてやり過ごしていけてた。
問題は社会に出て1人で生きるようになってからだよね、、、ITの下請けっていう肉体的にも精神的にもきつい仕事だったからかもしれないけど、人前で晒し者になったり、社会的に弱い立場に置かれたり、自分自身の出来なさダメさを思い知らされて何回かパンクした。それで30代で転職した先で社会人イジメみたいな事をされて完全に壊れてしまった。
そこで初めて心療内科を受診して診断を受けた。当時の人間関係？周りが最悪すぎて生活費稼がなきゃいけないのに明日会社に行くのも辛かったから。まぁ、薬飲んで仕事続けられるようにしようという考え。
その時って、朝家を出るのにまず自分の身だしなみが社会人としてダメだって思いすぎて、何度も髪型を整えては洗い直して、病的に意識しすぎて家を出るのがいつも遅刻ギリギリだった。別にカッコよく見せたいとかじゃなくて、元々の髪質がかなり固くて針金みたいな感じで、かつ幼く見られるっていうのもあって、「こんなんじゃ会社に行けない」とか「こんなんじゃ人に笑われる」
っていう脅迫感しかなかった。
ようやく家を出る決心（諦め）をしてもそこからが大変。電車の乗り継ぎが会社まで一回、乗車時間は40分ほどだけど、調子が悪い時は電車にそのまま乗ることができない、満員電車で他人が周りにたくさんいるだけで緊張してしまって、自分だけがスーツを着た周りの社会人の中で浮いてしまっている感覚。晒し者にされて奇異の目を向けられて笑われて馬鹿にされている感覚。
じっとして、周りの人から浮かないように振る舞おうとするけれど身体中から汗が吹き出す。誰も汗を書くような季節じゃないのに車両で1人だけハンドタオルで汗を何度も拭いてバレないように必死。それでも気持ちを落ち着かせられない時は目的地でもない途中の全く関係のない駅で下車してホームの端、人目のないところで30分汗が引くまで隠れる。結局、朝あれだけ気にしていた髪型なんかはこの時点でぐっちゃぐちゃ。
（一番ひどい時は帰宅の電車も乗り続けられなかった）
今のか会社は在宅勤務がまだ許されているのでこういう症状が「顕在化」することはあまりないけれど、別に治ったわけではなくて、今もしっかりと自分の細胞や遺伝子に潜んでる。
美容院は発症の可能性がかなり高い。動けないし、明るいし、場所で人から確実に見られるし、一対一だし、目の前は鏡だから。今でも調子が悪いと予約の時間の前に20分くらい近くの公園で息を整えないとお店に入れない。本当に終わった後は肩がカチカチでとんでもない開放感がある。
電車に関しては今はほとんど乗らなくなったし、朝のラッシュじゃないからだいぶマシだけれど、それでも状況によっては症状が出る。例えば運悪くスーツを着た社会人の集団が対向を歩いてくる時とか、電車の中で人の視線を意識してしまう時、明るく綺麗なビルの通路を歩く時なんかはやっぱり出てくる。
いつも全身、特に肩がすごい固くなって、呼吸は速くなり、体温が上がって汗が噴き出る。頭は真っ白になり正常な判断が出来なくなり、緊張して受け答えはトンチンカンになる。それでいて感情は凄まじく動き回っていてちょっとした相手の言動な対して防御反応（怒り）が出る。始まったら止めることはできない、呼吸法や意識の向け方なんか試してみるけど、症状がやってくることに対しては全くの無力。もう笑っちゃうほどの無力。そう考えると精神科なんて薬以外力になれないと思う。（まぁその薬がメリットの3倍くらいデメリットのある、かなりエグいシロモノではあるのですが、、、）
治らないよね一生。会社に行かずに仕事をさせてください。コミュニケーションのために出社強要するとかやめろよ。何だよそもそもコミュニケーションって、仕事辞める理由や悩みのほとんどがコミュニケーションだろ。そういうコミュニケーションっていう本来存在しないモノで仕事で飯食ってる馬鹿のために生活を変えさせるなよ。出社を推進するやつこそ、会社という陰に隠れた無能者だと思う。大体出社してるやつ無能だし。
