本能として湧き上がる感情をどうすべきか

外の社会で人と触れあえば自然と、素敵だな、かっこいいな、好きだなっていう感情が生まれる。学校、会社など生活の一部を共有していればなおさら。

普通は、その感情を相手に伝えるか伝えないかは別として、本能的に相手に近づこうと行動するものだと思う。面識がないのにいきなり話しかけたりは子供を除いて無いだろうけれど、その人の情報を(許される範囲で)集めたり、その人に関する話題が多くなったり、何とか接点を持とうとしたり、間接的、直接的にその人に近づこう、触れようとすると思う。

もちろん自分も同じように近づきたい、触れたいっていう感情はあるけど、それが成功しないってこと、後から来た他人が奪っていくこと、その本能自体を批判されることを何十回も繰り返してきて、誰にも今の感情を悟られたくない、悟られても言い訳出来るような振る舞いをするようになった。そして、そのうちにそうした本能的な感情の発生すらも、「相変わらずキモいな自分」とか「また人生を台無しにしてる感情が出たよ」って殺すのが癖付いている。

多分、何しようが現実は変わらなくて、自分の反応が相手に受け入れられることはないけど、本能的な感情が生まれる事は許してみようと思ってる。人間の根源的な欲求を「自分自身で無理やり殺す」って、一回一回は大した事ないんだけど、長い目で見ると人間の心を蝕んでいって、精神にも肉体にも深いダメージを与えると思う。何にも楽しくないとか、夜寝れないとか、ふとした事で手が震えるとか、、、。